ドジャースとのオープン戦で3ランを被弾するも、5奪三振を奪った力投は好印象を与えたようだ(C)Getty Images  現地時間3月2日(日本時間3日)、カブスの今永昇太がドジャースとのオープン戦に先発登板。&ldq…

 

ドジャースとのオープン戦で3ランを被弾するも、5奪三振を奪った力投は好印象を与えたようだ(C)Getty Images

 

 現地時間3月2日(日本時間3日)、カブスの今永昇太がドジャースとのオープン戦に先発登板。“デビュー戦”で2回1/3を投げ、3失点、被安打3、5奪三振の内容だった。

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 アクシデントからのスタートだった。初回に今永は初球を投げる前にピッチクロック違反でボールが宣告された。それでも、その後は落ち着いた投球を披露し、強力打線を3者凡退に抑えた。

 2回には無死から連打を浴びて一、二塁とされると、6番のアンディ・パヘスに速球を捉えられて3ランを被弾。デビュー戦で“メジャーの洗礼”を浴びたが、その後は多彩な変化球を駆使して4者連続三振を奪った。3ランを被弾するなど完璧な投球とは言えなかったが、計10人の打者から5奪三振を記録する上々の投球を披露した今永。左腕のデビュー戦を米メディアはどう見ているのか。

 現地メディア『Bleacher Nation』は記事の中で「イマナガのデビュー戦は彼のすべてを体験することができた!あらゆる点で100%前評判通りだった」と、まずまずの評価を与えた。

 同メディアが高く評価したのは今永の「奪三振力」だ。日本では19年に186奪三振、23年には174奪三振(この年の奪三振王)を記録。8年間の奪三振率も9.16と高い数字を残すなど、力強い速球と切れ味鋭い変化球の組み合わせで三振を量産した。

 この日も「奪三振力」を見せつけた今永。『Bleacher Nation』は左腕の投球を振り返り、「今日の奪三振率は50%だ。(10人の打者から5奪三振)多彩な変化球を持っていて、ストライク先行で投げることができ、空振りも奪うことができる」と三振を奪う力を高評価。4者連続三振を奪った際には速球の他にスライダー、チェンジアップが冴えわたり、メジャーの強打者を圧倒した。

 また、地元メディア『Bleed Cubbie Blue』も今永が記録した5つの三振を振り返り、「全て素晴らしい投球に思える。良い組み合わせ、球速もあって、コントロールもいい。前評判通りの投球を見せた」と評価した。

 持ち味を発揮したデビュー戦。次回以降の登板では無失点投球にも期待したい。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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