高校野球の対外試合が解禁となった2日、第96回選抜高校野球大会に出場する報徳学園(兵庫)は同県高砂市野球場で神戸弘陵と練習試合をし、5―1で快勝した。10人以上のプロ野球のスカウトが両校の投手らに熱いまなざしを向けた。 先発は報徳学園が最…

 高校野球の対外試合が解禁となった2日、第96回選抜高校野球大会に出場する報徳学園(兵庫)は同県高砂市野球場で神戸弘陵と練習試合をし、5―1で快勝した。10人以上のプロ野球のスカウトが両校の投手らに熱いまなざしを向けた。

 先発は報徳学園が最速150キロ右腕の今朝丸裕喜投手、神戸弘陵は最速152キロ右腕の村上泰斗投手。報徳学園は二回に辻本侑弥選手が「狙っていた」という初球の直球を本塁打にして1点を先制。辻本選手は「好投手から打てたので大きな自信になった」。

 一方で村上投手は「本塁打を打たれてからリズムが狂ってしまった」。三回には課題の制球が乱れて2四死球や暴投もあり、3点を失った。試合後に村上投手は「自分の投球ができず悔しい。これから制球力を磨きたい」と話した。

 今朝丸投手は3イニングを2安打無失点、無四球で5奪三振と好投。「直球で空振りが取れて、いい投球ができた」と振り返った。

 報徳学園の大角健二監督は「冬を越えて打線がレベルアップしたと感じる。今朝丸投手も成長しており、いいスタートが切れた」。

 選抜大会は、組み合わせ抽選会が8日にあり、18日に開幕する。(森直由)