仙台育英でも1日、卒業式があり、一昨年の甲子園優勝と昨年の準優勝をたたえて、甲子園でベンチ入りした硬式野球部員に特別功労賞が贈られた。式のあとには、恒例行事「最後の打席」があり、卒業生が制服姿で打席に立って須江航監督の放った球を打ち、卒業…

 仙台育英でも1日、卒業式があり、一昨年の甲子園優勝と昨年の準優勝をたたえて、甲子園でベンチ入りした硬式野球部員に特別功労賞が贈られた。式のあとには、恒例行事「最後の打席」があり、卒業生が制服姿で打席に立って須江航監督の放った球を打ち、卒業を祝った。

 卒業後は阪神タイガースに入団するため宮城を離れていた山田脩也選手も、卒業式に合わせて県内に戻った。久しぶりに仲間とご飯を食べたといい、「これが最後なのかな、と考えると悲しくなった。仲間が支えてくれて、ここまで成長できた。日本一の幸せ者、と思います」と振り返った。

 春からはプロとしてプレーする。「自分の課題と向き合い、チームに貢献できるプレーをしたい」と目標を掲げた。

 須江監督は「のんびりしていると時間がなくなるのがプロの世界だが、焦らず一歩ずつ、けがをせずに歩んでほしい」とはなむけの言葉を贈った。(吉村美耶)