名バイプレーヤーとして人気を集めたナイスネイチャの近親で、馬名が一文字違いとなるライスネイチャ(牡3、栗東・松永昌博厩舎)が、土曜小倉3Rの3歳未勝利(ダ1000m)で初勝利を目指す。  ライスネイチャは父メイショウボーラー、母オムスビ…

 名バイプレーヤーとして人気を集めたナイスネイチャの近親で、馬名が一文字違いとなるライスネイチャ(牡3、栗東・松永昌博厩舎)が、土曜小倉3Rの3歳未勝利(ダ1000m)で初勝利を目指す。

 ライスネイチャは父メイショウボーラー、母オムスビ、母の父オレハマッテルゼの血統。馬名の意味由来は「母名及び母母の兄馬名に因んで」となっている。祖母の半兄となるナイスネイチャは91年の小倉記念、京都新聞杯、鳴尾記念、94年の高松宮杯と重賞を4勝。ただ、それ以上に91年から93年まで3年続けて有馬記念で3着だったことで覚えているファンも多いだろう。

 ライスネイチャは昨夏にデビュー予定だったが、右膝を骨折したために放牧へ。仕切り直しとなった1月の新馬(京都ダ1400m)は番手から後退し、3秒4差の10着に大敗。ただ、先行力があるので1000mへの距離短縮はプラスに出そう。ガラリ一変の可能性もなくはない。

 騎手時代にナイスネイチャの主戦を務めた松永昌博調教師は、今週がラストウィークとなる。ゆかりの血統のライスネイチャが劇的Vとなれば、トレーナーにとって一生忘れられないレースとなるに違いない。