22年の京都記念を制したアフリカンゴールド(セ9、栗東・西園正都厩舎)が29日、JRAの競走馬登録を抹消された。今後は阪神競馬場で乗馬になる予定。同日、JRAがホームページで発表した。  アフリカンゴールドは父ステイゴールド、母ブリクセ…

 22年の京都記念を制したアフリカンゴールド(セ9、栗東・西園正都厩舎)が29日、JRAの競走馬登録を抹消された。今後は阪神競馬場で乗馬になる予定。同日、JRAがホームページで発表した。

 アフリカンゴールドは父ステイゴールド、母ブリクセン、母の父Gone Westの血統。半兄に14年のドバイWC(首G1)を制したアフリカンストーリー(African Story)がいる。

 17年12月に阪神競馬場でデビュー。翌年4月に4戦目で初白星を挙げると、同年には渥美特別、兵庫特別を連勝して、菊花賞にも駒を進めた。19年10月には六社Sを制してOP入り。以降はオープン特別やリステッド、重賞を中心に出走を続けた。

 21年の中日新聞杯で17番人気の伏兵評価を覆して2着に入ると、年明けの日経新春杯5着を挟んで、京都記念を逃げ切り勝ち。12番人気で単勝51.5倍で勝利し、3連単60万超えとなった波乱の立役者となった。その後もGIIを中心に重賞に挑戦。9歳になるまで、長く中長距離戦線を沸かせた。

 X(旧Twitter)でアフリカンゴールドの出走情報、近況が連日話題となったほか、「アイドルホースオーディション2023」では現役馬部門で1位を獲得。ぬいぐるみ化され、発売もされるなど、多くの競馬ファンから愛された“アイドルホース”だった。通算成績は40戦5勝(うち重賞1勝)。

(JRAのホームページより)