静岡県内初のプロ野球球団として2軍公式戦に参戦する「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の選手や首脳陣が28日、静岡市駿河区の久能山東照宮で今季の必勝を祈願した。選手たちは「今日はウォーミングアップはいらないな」と冗談を言いながら、表参道にあた…
静岡県内初のプロ野球球団として2軍公式戦に参戦する「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の選手や首脳陣が28日、静岡市駿河区の久能山東照宮で今季の必勝を祈願した。選手たちは「今日はウォーミングアップはいらないな」と冗談を言いながら、表参道にあたる1159段の急な石段を上った。石段途中から眼下に見える久能海岸の景色をスマートフォンで撮影する選手もいた。すれ違う参拝客からは「頑張れ」と声が飛んだ。
国宝の御社殿では、選手たちのサインを書き入れた絵馬を奉納した。祈願後、赤堀元之監督は「徳川家康公ゆかりの地で必勝を感じ取れ、気持ちも高ぶった。挑戦して勝つという気持ちで祈った」。キャプテンの高橋駿選手は「いよいよシーズンが始まると思うと、身が引き締まる思い。新規参入チームとしてウエスタン・リーグ優勝と日本一をめざしたい」と語った。
くふうハヤテはこの日、1カ月間に及んだキャンプを打ち上げた。オープン戦を経て、3月15日に本拠地のちゅ～るスタジアム清水（清水庵原球場）で、オリックスと開幕戦を戦う。（小山裕一）
