神戸マラソン(兵庫県、神戸市など主催、朝日新聞社など共催)では、スタート前にランナーが着ていたジャンパーやダウンジャケットといった衣類を発展途上国に届ける取り組みを続けている。白星社クリーニング(神戸市灘区)が洗濯し、26日に452着を神…

 神戸マラソン(兵庫県、神戸市など主催、朝日新聞社など共催)では、スタート前にランナーが着ていたジャンパーやダウンジャケットといった衣類を発展途上国に届ける取り組みを続けている。白星社クリーニング(神戸市灘区)が洗濯し、26日に452着を神戸マラソン実行委員会に引き渡した。衣類は認定NPO法人「日本救援衣料センター」(大阪市)を通じ、アフリカなどへ届けられる。

 衣類は会場でランナーがスタート直前まで着ていたもの。スタート地点近くに設けられた回収ボックスを通じて集めた。趣旨に賛同し、新品を提供してくれた人もいたという。

 白星社クリーニングは、2011年の第1回から昨年11月に開催された今回までに7千点以上の衣類を洗濯してきた。コロナ禍の影響で4年ぶり。石井大社長(48)は「久しぶりに社会貢献に関わることができてうれしいです。これから受け取る世界中の方々に喜んで頂けたら」と話していた。(森直由)