昨年11月に北九州市の小倉競輪場であった「第65回朝日新聞社杯競輪祭」で初優勝した宇都宮市出身の真杉匠選手(25)が、栃木県の魅力を発信する「とちぎ未来大使」になった。男性競輪選手の大使は神山雄一郎選手以来、2人目で、県が委嘱した。 真杉…

 昨年11月に北九州市の小倉競輪場であった「第65回朝日新聞社杯競輪祭」で初優勝した宇都宮市出身の真杉匠選手(25)が、栃木県の魅力を発信する「とちぎ未来大使」になった。男性競輪選手の大使は神山雄一郎選手以来、2人目で、県が委嘱した。

 真杉選手は作新学院高校(宇都宮市)の自転車競技部出身。2018年に函館競輪場でデビューした。昨年はオールスター競輪で「G1」を初制覇。競輪祭で2度目のG1優勝を果たした。

 今年は約2300人いるとされる競輪選手のなかで、9人しかいない最高峰の「S級S班」の選手として、宇都宮競輪場をホームバンクとして活動している。

 真杉選手は今回、スポーツを通じた地域活性化などに活用する「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会レガシー基金」に100万円を寄付した。

 今年の抱負として「(大使としての)自覚を持って行動し、去年より良い成績を収めたい。競輪を通じて栃木県をPRする。力強い走りを見せたい」と語った。(津布楽洋一)