馬産地の伝統行事である「初午祭」が24日、北海道平取町の義経神社でとり行われた。これは騎馬武者であり、馬を大事にしていたといわれる源義経公を御祭神とする同神社が行う神事。日高、胆振管内の生産、育成牧場関係者ほか、地元のホッカイドウ競馬は…

 馬産地の伝統行事である「初午祭」が24日、北海道平取町の義経神社でとり行われた。これは騎馬武者であり、馬を大事にしていたといわれる源義経公を御祭神とする同神社が行う神事。日高、胆振管内の生産、育成牧場関係者ほか、地元のホッカイドウ競馬はじめ全国の競馬関係者などおよそ100人が境内に足を運び、寒中みそぎで心身を清めた宮司に則り、愛馬の活躍と健康を祈願した。

 その後は、直垂姿になった行事者が神馬にまたがり、その年の鬼門とされる方角に向けて破魔矢を三射して悪鬼を祓う「矢刺しの神事」。放たれた矢を手にした人には幸運が訪れるといわれており、集まった人たちは先を争うように手を伸ばしていた。