今週の日曜日は、阪神競馬場で阪急杯(GIII・芝1400m)が行われます。  前走で1〜3人気だった馬が、過去10年で4勝2着6回3着5回の好結果を残しています。さらに、前走5人気以内馬まで広げれば20頭が3着以内に入っていました。  …

 今週の日曜日は、阪神競馬場で阪急杯(GIII・芝1400m)が行われます。

 前走で1〜3人気だった馬が、過去10年で4勝2着6回3着5回の好結果を残しています。さらに、前走5人気以内馬まで広げれば20頭が3着以内に入っていました。

 ただ、近3年に限れば、前走8人気以下だった馬も5頭が馬券になっている点には注目でしょう。とくに前走10人気以下の低評価馬が、9・10人気で連対を果たしています。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走条件戦出走馬(ただし、ノーザンファームや社台ファーム生産馬は除く)
[0-0-0-8]複勝率0%
該当馬:アサカラキング、サトノレーヴ
(過去の主な該当馬:23年サトノラムセス5人気9着、22年グレイイングリーン2人気5着)

 前走条件戦組は過去10年で2勝を挙げている。しかも11頭が参戦して、そのうち半数を超える6頭が掲示板入りをしていて侮れない存在だ。ただし勝った2頭のうち、阪急杯で8頭が馬券になっているノーザンファームや、おなじく7頭馬券になっている社台ファームの生産馬だけ。これを除くと、人気馬を含め惜敗止まりの馬も少なくはなく、強くは推せない。

※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしている。

 条件戦を3連勝中のアサカラキングとサトノレーヴが消去データに該当しました。

 昨年の優勝馬アグリも、条件戦を3連勝した勢いに乗っての戴冠でした。また20年のベストアクターも、条件戦連勝で6人気で勝利しています。ちなみに条件戦連勝馬は、過去10年で3頭だけ(残る1頭は、19年エントシャイデンの7人気5着)と、非常に好走確率が高い点には注目でしょう。

 ただし、アグリはノーザンファーム生産馬で、ベストアクターは社台ファーム生産馬。一方、今回の2頭はいずれも両牧場の生産馬ではないため、すこし疑ってみる手もありそうです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。