今春に大きな話題を提供し続けている大谷。その存在感は現地でも高まっている。(C)Getty Images 昨年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の契約を締結した大谷翔平。全体の97%を後払いにするというユニーク…

今春に大きな話題を提供し続けている大谷。その存在感は現地でも高まっている。(C)Getty Images

 昨年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の契約を締結した大谷翔平。全体の97%を後払いにするというユニークな支払い方式もあいまって、世紀のメガディールは瞬く間に世界へ知れ渡った。

 1年前から水面下で準備を進め、大谷獲得に踏み切ったドジャース。“超”が付くほどの巨額を投じるうえで、当人が右肘側副靭帯損傷という故障を抱えた中での投資には少なからずリスクもあった。しかし、彼らは「見返りは必ずある」と確信していたようだ。

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 現地時間2月23日にアリゾナ州で行われたパドレスとのオープン戦前に米紙『USA Today』の取材に応じたドジャースのロン・ローゼンCMOは、「今のチームの人気は非常に絶大で、チケットの売り上げの82%は州外からの訪問者によるものだ」と強調。「我々の球団には常にスターがいて、いつも話題になってきた」と前置きしたうえで、“大谷効果”の絶大さを論じている。

「ここまでの凄まじさは初めてだ。ショウヘイにとにかく大きな注目が集まっている。彼は日本では国宝だし、アメリカのファンにとってもとても大きなヒーローだ。そして、彼は我々にとってナイスガイだ。それは彼に対するメディアからの注目度の高さを見てもわかる。記者やカメラマンが大勢いるし、映画プレミア試写会に行くようなものだ」

 大谷の持つ異次元の影響力は、目に見える「結果」として早くも表れている。それを強調したローゼンCMOは、国際舞台でのマーケティング戦略を打つうえでも、二刀流スターが違いを生み出していると訴えている。

「我々は彼の入団以来20以上の日本企業と会議をしてきた。どの企業のオフィスにも『オオタニ』の存在感が凄かった。ある企業の会長室に行ったときには、ショウヘイの小さな神棚があり、写真とサインボールが置いてあったんだ。ショウヘイは日本ではとても特別な存在で、ここアメリカでも愛されている」

 シーズン開幕前に早くもフィーバーを巻き起こしている大谷。その存在感は日々強まる一方だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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