大リーグは23日(日本時間24日)、アリゾナ州でオープン戦4試合があった。日本選手の出場はなかった。大谷翔平(29)と山本由伸(25)が加わったドジャースは、同州グレンデールでのホーム初戦でパドレスと対戦。平日にもかかわらず、今季最大規模…

 大リーグは23日(日本時間24日)、アリゾナ州でオープン戦4試合があった。日本選手の出場はなかった。大谷翔平(29)と山本由伸(25)が加わったドジャースは、同州グレンデールでのホーム初戦でパドレスと対戦。平日にもかかわらず、今季最大規模のにぎわいを見せた。

 ドジャースの球団施設には約2200人のファンらが詰めかけた。警備員男性は「今年で間違いなく一番多い。他の日の倍以上は人がいると思う」。選手らの通路との間に設けられた仕切りには、二重三重の人だかりができた。

 パドレスに4―1で勝った試合に劣らぬほど、ファンの視線を集めたのは今季3度目となる実戦形式の打撃練習に臨んだ大谷だ。左腕パクストンを相手に1打席立ち、4球目のファウルで力強いスイングを見せると、どよめきが起こった。結果はカウント2―2から5球目を見逃し、三振だった。

 千葉県佐倉市から来た小西慶さんは(9)は「(体が)大きかった。かっこよかった」と、大谷が付ける背番号「17」のユニホームを着ながら本人を生で見られたことに喜んだ。父の克(まさる)さん(52)は、「日本から来た人もいるみたいだけど、現地のファンはこんなにたくさんいるんですね」と驚いていた。

 かねて「ドジャースやメジャーリーグに注がれる目も多くなった」と語っていたロバーツ監督。大谷のオープン戦出場は来週半ば、山本の登板は来週中に見込まれており、注目度はさらに高まりそうだ。(グレンデール=高橋健人)