岩手県内の高校の野球部で、マネジャーとして活動する生徒を対象にした研修会が23日、盛岡市内で開かれた。地方大会などで球場アナウンスを担うマネジャーに、発声の方法や原稿を読み上げる際に気を付けることなどが伝えられた。 岩手県高校野球連盟主催…

 岩手県内の高校の野球部で、マネジャーとして活動する生徒を対象にした研修会が23日、盛岡市内で開かれた。地方大会などで球場アナウンスを担うマネジャーに、発声の方法や原稿を読み上げる際に気を付けることなどが伝えられた。

 岩手県高校野球連盟主催で、約70人が参加した。

 講師役として、夏の高校野球で実況を務めたことのある、岩手朝日テレビの吉丸広人アナウンサー(25)が発声などを指南。声をからさないための息を吐くトレーニングや、相手に伝わるように読む息の使い方などが披露された。

 参加した盛岡中央高の佐藤心さん(2年)は「発声の方法など、新しい学びが多かった。本番では、試合中の選手に伝わるよう、これまでの練習の成果を出し切ってがんばりたい」と意気込んだ。釜石高の片倉桜咲(ろうざ)さん(同)は「堂々としたアナウンスができるよう、これからも練習したい」と語った。

 研修では、熱中症予防のための水分補給の仕方なども学んだ。(藤井怜)