2026年に愛知県内を中心に開催されるアジア・アジアパラ競技大会に向け、県や名古屋市は新年度から大会ボランティアの募集を始める。19日夜に同市中区であったトークイベントでは、元プロ野球選手の松坂大輔さんがボランティアへの参加を呼びかけた。…

 2026年に愛知県内を中心に開催されるアジア・アジアパラ競技大会に向け、県や名古屋市は新年度から大会ボランティアの募集を始める。19日夜に同市中区であったトークイベントでは、元プロ野球選手の松坂大輔さんがボランティアへの参加を呼びかけた。

 名古屋市によると、中国・杭州で開かれた昨年のアジア大会では、ボランティア約3万7600人が参加し、競技運営や観客の案内、通訳などを担ったという。

 19日のイベントには、県内の企業関係者など約400人が訪れた。登壇した松坂さんは、00年のシドニー五輪や04年のアテネ五輪に出場した経験を振り返り、「多くのボランティアに支えられたおかげで、気持ちよくプレーできた。ボランティアを通じ、スポーツに興味を持ったり、語学を勉強したりするきっかけにしてほしい」と語った。

 県や名古屋市は、大会ボランティアの役割や募集人数などを定めた基本計画を3月までに策定し、新年度から募集を始める予定だ。

 名古屋市の吉木彰総合調整部長は「ボランティアをやって良かった、またやりたいと思えるような大会にしたい」と話した。