ドジャース打線を相手に回答を披露した松井。このデビューマウンドで内容には称賛の声が集まっている。(C)Getty Images 野球の本場で“ド派手なデビュー”を飾った。 現地時間2月22日に米アリゾナ州で行われたドジャースとのオー…

ドジャース打線を相手に回答を披露した松井。このデビューマウンドで内容には称賛の声が集まっている。(C)Getty Images

 野球の本場で“ド派手なデビュー”を飾った。

 現地時間2月22日に米アリゾナ州で行われたドジャースとのオープン戦で、パドレスの松井裕樹が対外試合デビュー。3回に5番手としてマウンドに上がり、1イニングを投げて3奪三振、無失点の快投を披露した。

【動画】ドジャース打線を相手に圧巻3K! 松井裕樹の快投をチェック

 大差をつけられた状況ではあったが、堂々たるマウンドだった。8点ビハインドの3回に出番を迎えた松井は、先頭のギャビン・ラックスを変化球で空振り三振に仕留めると、続くクリス・オーウィングスも落差のあるボールで空振り三振に。そしてラストバッターのアンディ・ページズには外角高めの変化球で空振り三振を奪取。3人連続で空振り三振に切って取る“パーフェクトピッチ”を披露した。

 韓国で迎える開幕戦のライバルを相手に見せつけた快投。オープン戦とはいえ、松井には現地メディアも手放しで称賛する。地元紙『San Diego Union Tribune』は「ユウキ・マツイは輝いた」と強調。さらにMLB公式サイトも「マツイはパドレスでのデビュー登板で力強いパフォーマンスを見せた」と絶賛している。

 また、対峙したドジャースの打者も日本人左腕には警戒を強めている。米老舗誌『Sports Illustrated』によれば、先頭打者として打席に立ったラックスは「マツイはかなりいい感じだった」と絶賛。「スプリッターがすごい良かったし、速球も良くて厄介だったよ」と感想を口にした。

 まだ、春先も春先。とはいえ、上々のスタートを切れた事実は松井本人にとっても最高の結果と言えよう。ここから開幕までの約1か月でどこまで仕上げられるかに注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】MLB公式サイトが千賀滉大&山本由伸をサイ・ヤング賞候補に選出!ルーキー山本には「ドジャースは受賞に値すると知っている」と評価

【関連記事】大谷翔平、山本由伸を逃したジャイアンツに米記者が「二流」と叱咤! W獲りはドジャースからの「警鐘」と嘆き

【関連記事】サイ・ヤング賞7度の“レジェンド右腕”が山本由伸を高評価「自分のスプリッターを思い出させる」 地元メディアも称賛「破壊的なものだ」