大リーグのオープン戦が22日(日本時間23日)、始まった。アリゾナ州ピオリアではパドレスとドジャースが対戦。楽天から移籍したパドレスの松井裕樹(28)が登板し、1イニングを三者三振で抑えた。同僚のダルビッシュ有(37)、ドジャースの大谷翔…

 大リーグのオープン戦が22日(日本時間23日)、始まった。アリゾナ州ピオリアではパドレスとドジャースが対戦。楽天から移籍したパドレスの松井裕樹(28)が登板し、1イニングを三者三振で抑えた。同僚のダルビッシュ有(37)、ドジャースの大谷翔平(29)、山本由伸(25)は出場しなかった。試合は、一回に8点を奪ったドジャースが14―1で大勝した。

 松井は三回に5番手でマウンドへ上がった。先頭打者からスライダーで空振り三振を奪い、「ほっとしました」。これで緊張がほぐれ、後続2人も最速93マイル(約150キロ)の直球でカウントを稼ぎ、決め球はスライダー。連続の空振り三振で締め、完璧なオープン戦デビューを飾った。

 試合後は松井は、「結果はちょっと出来すぎたかなと思います。きょう良かったからといって次抑えられるとは限らない。しっかりと準備していきたいです」と笑顔を交えて投球を振り返った。

 今季は打者に専念する大谷は同州グレンデールのキャンプ地で走り込みなどをし、山本は実戦形式の練習で打者10人に対して被安打0、6奪三振、2四球だった。ロバーツ監督によると、2人のオープン戦出場は26日(同27日)以降という。

 ダルビッシュの登板は未定。カブスは、鈴木誠也(29)が23日(同24日)のホワイトソックス戦での出場が見込まれる。DeNAから加わった今永昇太(30)のオープン戦初登板は、3月上旬とみられる。(ピオリア=高橋健人)