高橋も巻返しが期待されている1人だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 中日は2月22日、沖縄・北谷で行われていた1軍キャンプを打ち上げた。指揮官の立浪和義監督は今季の春季キャンプにはことに多くのファンが応援に訪れ…

高橋も巻返しが期待されている1人だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 中日は2月22日、沖縄・北谷で行われていた1軍キャンプを打ち上げた。指揮官の立浪和義監督は今季の春季キャンプにはことに多くのファンが応援に訪れてくれたことに感謝の気持ちを示しながら、チームの状態について「今年になってようやく戦えるような戦力のところまできました。それをしっかり戦力に結びつけられるよう頑張っていきます」とシーズンに向けての意気込みを語った。

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 2年連続最下位からV奪回を目指すべく、ここにきて激しい二遊間争い、外野手争いが伝えられる中、〝俺もいる!〟とばかりにこの日、行われた阪神との練習試合(沖縄・読谷)で存在感を示した選手もいた。

 「4番・三塁」で先発出場した高橋周平は2点ビハインドで迎えた4回一死の場面、阪神2年目右腕、茨木秀俊の甘く入ってきた変化球を見逃さず、一閃。打った瞬間にそれと分かる打球はそのままライトポール際へ飛び込み、自身にとっても今季〝1号〟となった。

 この弾丸アーチには訪れたファンからも拍手と歓声が飛び、SNS上でも「これが見たかった!」「嬉しすぎる!」と喜びの声が上がった。

 今季がプロ13年目シーズン、高橋といえば一時は球団を代表する選手として期待を集めた。ただ近年は若手の積極起用を打ちだすチーム方針もあり、サードの定位置は石川昂弥に奪われていた。昨季は86試合に出場、0本塁打、14打点、打率・215と低迷。先発出場も34試合にとどまっていた。ただ、選手にとってはこれからが脂の乗る時期、まだまだ老け込むのは早いとあって、積極的にアピールを続けたいところ。

 注目の二遊間争いに加えて、ホットコーナー争いにも一層注目が高まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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