真価が問われる一戦となる。GIを3勝したエフフォーリアの半妹となるイゾラフェリーチェ(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、日曜中山9Rのデイジー賞(3歳牝・1勝クラス・芝1800m)で連勝を狙う。  イゾラフェリーチェは父サトノクラウン、母ケ…

 真価が問われる一戦となる。GIを3勝したエフフォーリアの半妹となるイゾラフェリーチェ(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、日曜中山9Rのデイジー賞(3歳牝・1勝クラス・芝1800m)で連勝を狙う。

 イゾラフェリーチェは父サトノクラウン、母ケイティーズハート、母の父ハーツクライの血統。半兄エフフォーリアは21年の皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念の覇者。半姉ペリファーニアは昨年の桜花賞で3着だった。曾祖母は名繁殖牝馬のケイティーズなので、ヒシアマゾンやアドマイヤムーン、スリープレスナイトと同じ一族となる。

 ここまで2戦1勝。昨年10月の新馬(東京芝2000m)は好位から伸びを欠いて5着。続く前走の未勝利(中山ダ1800m)はダートに転じ、番手から抜け出しての楽勝だった。そして昇級戦の今回は再び芝へ。確かにデビュー戦の走りは物足りなかったが、血統的にダート向きとは考えづらく、当時とは見違えるような走りができても不思議はない。

 時期的に、そして距離的にも桜花賞参戦は現実的ではないが、オークスなら十分に間に合う。そのためにもここで好勝負、できれば2勝目が欲しいところ。兄妹クラシック制覇の夢が現実味を帯びてくるような走りを見せてほしい。