J1サンフレッチェ広島が23日に新スタジアムで開幕戦を迎えるのに合わせ、JR西日本は20日、近隣の駅をサンフレ選手の写真やエンブレムで飾る応援企画を発表した。車内放送を選手の声にするなど、盛り上げに一役買う。リーグ戦の終わる12月まで続け…

 J1サンフレッチェ広島が23日に新スタジアムで開幕戦を迎えるのに合わせ、JR西日本は20日、近隣の駅をサンフレ選手の写真やエンブレムで飾る応援企画を発表した。車内放送を選手の声にするなど、盛り上げに一役買う。リーグ戦の終わる12月まで続ける予定という。

 装飾する駅は、広島駅と新白島駅、横川駅。新スタジアム「エディオンピースウイング広島」(広島市中区)に近い横川駅は事務室や改札内通路、自動改札機などをチームカラーの紫色に染め、選手の写真やエンブレムなどを飾る。

 新スタジアムでの試合開催日には、横川駅の駅員がユニホームを着用。試合後にチケットを提示すると、「サンフレッチェ広島×横川駅」のコラボシールがもらえる。

 広島駅では、新幹線と在来線の乗り換え改札口付近の壁を選手の写真で飾るほか、南北自由通路に応援の横断幕を掲げる。新白島駅でもコンコースの壁面を選手の写真などで飾り、南口改札の床にはエンブレムを張り付ける。

 広島エリアを運行する列車内では応援のポスターを掲示し、佐々木翔、越道草太、大迫敬介の3選手の声で車内放送を流す。

 広島駅直結のJR西日本グループの「ホテルグランヴィア広島」では、ワンドリンクサービスチケット付きの「サッカー観戦応援プラン」(1万7400円~)を販売する。

 広島市内で記者会見した広岡研二・広島支社長は「ファンには応援する選手を見たい、勝利を期待したい気持ちがある。駅を使った瞬間に、その雰囲気にどっぷりつかってもらいたい」と話した。

 会見に同席したサンフレッチェ広島の仙田信吾社長は「アウェーのお客さんにも一種のプレッシャーを与える。ホームのお客さんには勝利への期待感がいっそう増してくる装飾になる」と語った。

 「3本の矢」を意味するサンフレッチェ。勝ち点3の積み重ねへ機運は高まる一方だ。(柳川迅)