宮崎県は15日、新年度の組織改正案を発表した。2027年に県内で開かれる予定の国民スポーツ大会(国スポ)と全国障害者スポーツ大会(障スポ)に向け、4月1日付で新たに部相当の「宮崎国スポ・障スポ局」を新設。局内に「総務企画課」「競技・式典課…

 宮崎県は15日、新年度の組織改正案を発表した。2027年に県内で開かれる予定の国民スポーツ大会(国スポ)と全国障害者スポーツ大会(障スポ)に向け、4月1日付で新たに部相当の「宮崎国スポ・障スポ局」を新設。局内に「総務企画課」「競技・式典課」「施設調整課」「競技力向上推進課」を置く。

 行政改革推進室によると、総合政策部内にあった現在の国スポ・障スポ準備課は廃止し、競技力向上推進課は新設する局内に移す。新設局の人員は60人規模とし、大会直前には100人規模になる予定。

 新たに設置する競技・式典課は開会式や閉会式に向けた準備などにあたり、施設調整課は選手や関係者の輸送手段と宿泊先の確保などにあたる予定。競技力向上推進課は県内の競技力の底上げを担い、天皇杯獲得に向けて県内の関係協会を後押しする。

 また、県が掲げる「子ども・若者」「グリーン成長」「スポーツ観光」の3分野での「日本一挑戦プロジェクト」に向け、こども政策課に子育て応援プランの立案などを担う「計画担当」と、少子化対策などを担う「こども・若者戦略担当」を設置。環境森林課に「再造林推進室」を置く。観光推進課にあるスポーツランド推進室は「スポーツランド推進課」に格上げして再編する。

 ほかには新型コロナウイルスの5類移行に伴い、22年度に設置した感染症対策課と薬務対策課を再編し、「薬務感染症対策課」とする。(平塚学)