高松宮記念の前哨戦。過去10回の阪急杯勝ち馬で高松宮記念に連戦した8頭のうち、3頭は本番でも連対しているように、本番と同距離で行われるシルクロードSに劣らず、重要な前哨戦に位置付けられる。 1.距離延長は苦戦  過去10回で、前走も14…

 高松宮記念の前哨戦。過去10回の阪急杯勝ち馬で高松宮記念に連戦した8頭のうち、3頭は本番でも連対しているように、本番と同距離で行われるシルクロードSに劣らず、重要な前哨戦に位置付けられる。

1.距離延長は苦戦

 過去10回で、前走も1400mだった馬は[4-5-3-34]で複勝率26.1%、前走からの距離短縮だった馬は[4-3-4-43]で複勝率20.4%。それに対し、前走から距離延長で臨んだ馬は[2-2-3-55]で複勝率11.3%。前走の条件は1400m以上が好ましい。

2.条件戦からでも連勝で臨んできた馬には注意

 過去10年間で前走が3勝クラスだった馬が2頭勝利。昨年のアグリは1勝クラスから3連勝でここへ臨み、20年の勝ち馬ベストアクターは2勝クラスから2連勝でここへ臨んで勝った。条件戦からでも連勝で臨んでくる馬には注意したい。

3.前走5番人気以内が買い

 前走の人気順を見てみると、1〜5番人気の馬が[7-6-7-47]で複勝率29.9%、単勝・複勝共に回収率も100%を超えている。対して前走が6番人気以下の馬は[2-4-3-85]で複勝率9.6%と振るわない。なお、前走1番人気は[2-2-1-8]で勝率15.4%、複勝率も38.5%と高くなっている。

 ウインマーベルは前走が同条件の阪神Cで4番人気1着。GIでも好走歴があり、今年のメンバーでは明らかに力上位だ。ここも連続で結果を出す可能性が高いだろう。