セレクトセールで1億5000万円の高値がついたディープインパクト産駒のダノンティンパニー(牡6、栗東・中内田充正厩舎)が、阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)で重賞初挑戦初制覇を目指す。  ダノンティンパニーは父ディープインパクト、…

 セレクトセールで1億5000万円の高値がついたディープインパクト産駒のダノンティンパニー(牡6、栗東・中内田充正厩舎)が、阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)で重賞初挑戦初制覇を目指す。

 ダノンティンパニーは父ディープインパクト、母ライトニングパール、母の父Marjuの血統。母は11年の英G1チェヴァリーパークSの勝ち馬。叔父のサトノクラウンは16年の香港ヴァーズ、17年の宝塚記念など重賞を6勝している。この血統が評価されて、18年のセレクトセール当歳では1億5000万円(税抜)で取引された。

 4歳となった22年1月に園田でデビュー。休み休み使われながら3連勝すると、栗東・中内田厩舎に転厩。4戦3勝、2着1回のほぼパーフェクトな成績でオープンまで駆け上がってきた。前走のニューイヤーSは1番人気5着だったが、直線で前が詰まったので参考外。条件クラス時代の勝ちっぷりから見て、重賞でも十分に戦える馬だ。

 前走を除き複勝率は100%で、勢い十分の逸材。初重賞挑戦で、あっさりと初制覇を成し遂げても決して驚けない。