小さな子どもたちと高校野球部の生徒たちが一緒になって遊ぶイベントが18日、千葉・浦安市運動公園野球場で行われた。 千葉県高校野球連盟が主催する「高校生と遊ぼう! べーすぼーるふぇすてぃばる」。2歳から小学3年生までを対象に保護者ら計約60…

 小さな子どもたちと高校野球部の生徒たちが一緒になって遊ぶイベントが18日、千葉・浦安市運動公園野球場で行われた。

 千葉県高校野球連盟が主催する「高校生と遊ぼう! べーすぼーるふぇすてぃばる」。2歳から小学3年生までを対象に保護者ら計約600人が集まり、ボールを的に投げ込む「ストラックアウト」や、ティーに乗せたボールを打つ「バッティング体験」などを高校生と楽しんだ。

 夏の全国選手権大会が第100回を数えた2018年を機に、次の100年に向け様々な活動を行う「高校野球200年構想事業」の一環。千葉では初開催となり、沢村史郎・千葉県高野連専務理事は「子どもも高校生も、一緒になって喜んでくれていてうれしい。継続的にやっていきたい」と話した。

 地元の野球チームのみんなで参加した小学2年生の横田有里亜さん(8)は野球を始めて9カ月ほど。「高校生が優しく教えてくれたり、『うまいね』ってほめてくれたりした」と笑顔。国分高校野球部の山田洸さん(1年)は「ボールを投げたり打ったり、楽しそうで野球を始めた時の気持ちを思い出した。野球人口が増えればいい」と話していた。

 この日は、隣接する軟式野球場でも少年野球チームの指導教室があり、児童約200人が参加。日本高野連の宝馨会長が両球場を視察した。「コロナがやっと明け、マスク姿の参加者はほとんどいない。200年構想も再び広がっていくでしょう。高校生にとっても学びがある」とうなずいていた。(藤島真人)