山川は紅白戦で4番を打つなど、ソフトバンクでも主軸として期待されている(C)産経新聞社 キャンプ地の宮崎からは様々なニュースが続々と寄せられています。 FAで西武からソフトバンクに移籍した大砲・山川穂高です。昨季は女性スキャンダルが…

山川は紅白戦で4番を打つなど、ソフトバンクでも主軸として期待されている(C)産経新聞社

 キャンプ地の宮崎からは様々なニュースが続々と寄せられています。

 FAで西武からソフトバンクに移籍した大砲・山川穂高です。昨季は女性スキャンダルが明るみに出て、戦線離脱を余儀なくされた中での移籍劇となりました。人的補償を巡る騒動も勃発し、逆風が吹き荒れる中でのキャンプインになりましたが、明るい表情で練習に取り組んでいます。

【動画】ソフトバンクの山川穂高が放った紅白戦でのタイムリーヒットの映像

 スポーツ紙のデスクは言います。

「山川にとっては、環境が変わったことがプラスに作用していると言えるでしょう。ソフトバンクのキャンプ地は選手との距離感が近いのが特徴。サイン会を開いたり、直接ファンから声をかけられることで、山川も新天地で『やってやろう』という思いを新たにしているのではないでしょうか。チームメートとも雑談するシーンも多く見られ、まずは上手に溶け込んでいる印象ですね」

 となると、楽しみなのはその打棒が復活なるかということ。2018年のシーズン47発を始め、19年、22年と「40発超え」を3度も記録した日本球界を代表するスラッガー。昨季は0本に終わっただけに、新天地での量産に期待が高まります。

「山川を欠いた昨季、パ・リーグの本塁打王争いはハイレベルとは言えないものでした。1位はソフトバンクの近藤健介、楽天の浅村栄斗、ロッテのポランコが26本で並びましたが、キングと言うには寂しい数字。山川の『不在』が際立った印象です。チームメートには近藤とともに柳田悠岐、巨人から移籍したウォーカーがいて、4人での切磋琢磨による相乗効果も期待できる。ズバリ、山川が今季の本塁打王の本命であることは疑いようがありません」(前述のデスク)

 様々な声を自らのフルスイングで納得させることができるか。注目のシーズン開幕が待ち遠しいです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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