山梨県は、スポーツで優秀な成績を挙げた県関係選手らを表彰する2023年の「やまなしスポーツ賞」の受賞者を選び、9日に甲府市の県庁防災新館で表彰式を開いた。表彰されたのは特別功績者1人と、昨春の選抜高校野球大会で県勢として甲子園初優勝を果た…

 山梨県は、スポーツで優秀な成績を挙げた県関係選手らを表彰する2023年の「やまなしスポーツ賞」の受賞者を選び、9日に甲府市の県庁防災新館で表彰式を開いた。表彰されたのは特別功績者1人と、昨春の選抜高校野球大会で県勢として甲子園初優勝を果たした山梨学院高校野球部など4団体、個人28人。

 特別功績者に選ばれたのは、18年度から県スポーツ少年団本部長を務める佐藤博水(ひろみ)さん。生涯スポーツの振興と普及への長年にわたる貢献が評価された。

 団体は、山梨学院高校野球部のほか、全国高校総体(インターハイ)の男子バスケットボールで県勢初優勝を果たした日本航空高校男子バスケットボール部、全日本大学女子サッカー選手権で初優勝した山梨学院大学サッカー部女子、アジア大会トライアスロンミックスリレーに日本代表として出場し優勝したニナー賢治と佐藤優香(いずれも県トライアスロン連合所属)が選ばれた。

 個人では、柔道世界選手権女子57キロ級で銀メダルを獲得してパリ五輪の代表に内定した舟久保遥香(三井住友海上)、全国高校ウエイトリフティング選抜大会・女子45キロ級のクリーン&ジャークで優勝した平塚麗桜(日川高)らが選ばれた。平塚は、昨夏の全国高校野球選手権山梨大会の始球式で投手を務めた。

 表彰対象は、県内に所在する団体、在住する個人と、他県代表ではない県出身者で、国際・国内大会で優秀な成績を収めたり、優秀なスポーツ選手の育成・指導に功績があったりした人など。(三宅範和)