第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する広陵(広島市安佐南区)の選手らが17日、廿日市市宮島町の世界遺産・厳島神社を訪れ、必勝を祈願した。 広島から甲子園へ出場するチームが宮島を訪れるのは恒例…

 第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する広陵(広島市安佐南区)の選手らが17日、廿日市市宮島町の世界遺産・厳島神社を訪れ、必勝を祈願した。

 広島から甲子園へ出場するチームが宮島を訪れるのは恒例行事。宮島観光協会が桟橋前で開いた激励式で、「必勝」と書かれた約1・5メートルの大杓子(しゃくし)が選手に贈られた。中村靖富満会長は「甲子園常連校の広陵に地元の期待もひとしお。優勝旗を持ち帰り、また宮島に凱旋(がいせん)報告に来てほしい」と激励した。

 神社までの道中、選手は観光客から「がんばって」などの声援を受けた。神社本殿で必勝を祈願し、大鳥居を背景に記念撮影をした。

 広陵は昨年、秋の中国大会3連覇を果たし、選抜は3年連続27回目の出場。甲子園は春夏合わせて51回目で、昨夏も含めて3季連続での大舞台となる。只石(ただいし)貫太主将(2年)は「日本一が目標。今年こそやってやるという気持ち」と意気込んだ。

 選抜大会は3月8日に組み合わせ抽選会があり、18日に阪神甲子園球場で開幕する。(興野優平)