卓球女子で3大会続けて五輪でメダルを獲得し、昨年現役を引退した石川佳純さん(30)が17日、ふるさとの山口市で山口県内の小学生ら約60人に卓球を指導した。47都道府県で子どもたちと卓球で交流する「サンクスツアー」の一環で、山口市が18カ所…
卓球女子で3大会続けて五輪でメダルを獲得し、昨年現役を引退した石川佳純さん(30)が17日、ふるさとの山口市で山口県内の小学生ら約60人に卓球を指導した。47都道府県で子どもたちと卓球で交流する「サンクスツアー」の一環で、山口市が18カ所目。
会場はやまぐちリフレッシュパークのメインアリーナ。石川さんは開会式で、子どものころ試合でここに通っていたと説明し、「ツアーをさせていただき、とってもうれしい」と語った。母校の市立平川小学校の児童代表から感謝状と木製メダル、全校児童約900人のメッセージを贈られ、顔をほころばせた。
続いてマイクを右手、ラケットを左手に持ち、バックハンドは「少し手首を安定させるイメージで打つ」などと解説。場内の卓球台を回り、初心者にはラケットに一緒に手を添えて、ていねいに教えていた。
下関市の小学5年の男子児童(11)は卓球をするのは初めて。ラケットの持ち方を教わったといい、「教え方がうまかった」と話した。(大室一也)