岡山県高校野球連盟は17日、2024年度の公式戦などの予定を発表した。第106回全国高校野球選手権岡山大会(朝日新聞社、県高野連主催)は7月11日に開会式を行い、試合は13日からで、29日決勝の予定。試合日程の確保などが理由で、初めて開会…

 岡山県高校野球連盟は17日、2024年度の公式戦などの予定を発表した。第106回全国高校野球選手権岡山大会(朝日新聞社、県高野連主催)は7月11日に開会式を行い、試合は13日からで、29日決勝の予定。試合日程の確保などが理由で、初めて開会式と試合の日程を分ける。

 夏の岡山大会の使用球場は例年通り、倉敷市のマスカットスタジアム、同市営球場、美咲町の美咲エイコンスタジアム。抽選会は6月22日の予定。7月11日の開会式は午後から行う予定。

 夏の地方大会では近年、開会式と試合日程を分ける大会が増えており、昨年の105回大会では神奈川や兵庫などで分離した。県高野連によると、今年は期間中の土日の曜日の並びの影響で例年より試合日程の確保が難しく、開会式を平日に移すことにした。「来年以降は未定」としている。

 また、今春の県大会から入場料の一部を値上げする。700円だった大人の入場料を千円とする。ただし、同じ日であれば、1回の入場料で球場を移動しても利用出来る。高校生100円、中学生以下無料は昨年と同じ。

 県高野連はこの日、おかやま山陽で主将を務め、日本学生野球協会の優秀選手に選ばれた渡辺颯人さん(18)を表彰した。

 渡辺さんは昨夏の岡山大会、倉敷商との決勝でチームを優勝に導く決勝打を放った。甲子園でも大垣日大戦で3安打を放つなど、攻守に活躍。表彰後、渡辺さんは「周りで支えてもらった方々に感謝です」と話した。卒業後も大学で野球を続ける予定で、「一つでも上のステージで活躍出来るプレーヤーになりない」と希望を語った。(浅見和生)

◇日程

【硬式】

春季県大会=4月20、21、27、28日、5月3日

春季中国地区大会(広島県)=6月1、2、4日

秋季県大会=9月28、29日、10月5、6、12日

秋季中国地区大会(島根県)=10月25~27日、11月2、3日

県1年生大会=11月9、10、16、17、23日

【軟式】

春季県大会=4月20、21、27日

春季中国地区大会(山口県)=5月25、26、28日

県高校総体=6月8、9日

全国選手権岡山大会=7月20~25日

全国選手権東中国大会(鳥取県)=8月3、4日

秋季県大会=10月19、20、26日

秋季中国地区大会(岡山県)=11月2、3、5日

◇表彰(敬称略)

【選手】県高野連表彰・軟式の部 大西駿平(井原)

【役員=硬式】30年 小泉清一郎(おかやま山陽)▽20年 富田克則(岡山操山)▽10年 中島将生(興陽)、内田修司(岡山商大付)、畑英幸(倉敷翠松)、松浦潤弥(同)

【審判委員】10年 津島広志