千葉県松戸市出身で大関に昇進した琴ノ若関(26)が16日、同市役所を表敬訪問し、市民らから拍手で出迎えを受けた。「賜杯(しはい)を松戸に持ってかえってきたい」と話し、3月10日から始まる春場所(大阪)での活躍を誓った。 琴ノ若関は、2歳で…

 千葉県松戸市出身で大関に昇進した琴ノ若関(26)が16日、同市役所を表敬訪問し、市民らから拍手で出迎えを受けた。「賜杯(しはい)を松戸に持ってかえってきたい」と話し、3月10日から始まる春場所(大阪)での活躍を誓った。

 琴ノ若関は、2歳で相撲を始め、松戸市立松飛台小を卒業、埼玉栄中学・高校を経て佐渡ケ嶽部屋(同市)に入門した。身長189センチ、体重177キロ。父が師匠で元関脇の琴ノ若、祖父が元横綱の琴桜。市によると、松戸出身の大関昇進は松登以来69年ぶりという。

 本郷谷健次市長から花束を贈られ「ここで終わりではない。まだ上を目指さなくてはいけない」と横綱昇進を誓った。佐渡ケ嶽親方も同席した。昇進祝いと今後の活躍に願いを込め、生産者から地元産のネギ「矢切ねぎ」やキャベツ、カブなどの野菜計約300キロが贈られた。(斎藤茂洋)