第96回選抜高校野球大会に出場する北海(札幌市豊平区)に16日、選抜旗が授与された。同校体育館で式典と壮行会があり、金沢光流主将(2年)が秋山秀司校長から旗を受け取った。 甲子園は昨夏に続き連続で、春は3年ぶり14回目の出場。道勢初の選抜…

 第96回選抜高校野球大会に出場する北海(札幌市豊平区)に16日、選抜旗が授与された。同校体育館で式典と壮行会があり、金沢光流主将(2年)が秋山秀司校長から旗を受け取った。

 甲子園は昨夏に続き連続で、春は3年ぶり14回目の出場。道勢初の選抜優勝を目標に掲げる。壮行会では在校生約800人を前に、金沢主将が「昨年は熱い応援のおかげで春、夏、秋の全道三冠を達成できた。選抜では皆様に頂いた声援を勇気と感動に変え、恩返ししたい」と決意を表明。出席した道高野連の坂本浩哉会長は「大会本番までしっかり調整し、21世紀枠で出場する別海とともに北海道旋風を巻き起こして欲しい」と激励した。

 北海は今後、本州で合宿や遠征を実施し選抜大会に備える。金沢主将は「屋外で野球ができるのが楽しみ。メンバー争いが続いていてチーム全体の状態は上がってきている」と、本番を見据えた。

 選抜大会は3月8日に組み合わせ抽選会があり、18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。(佐々木洋輔)