大谷がいた昨年までは大きな話題を呼んでいたエンゼルスの春季キャンプ。しかし、今年はかなり様相が違うようだ。(C)Getty Images  春一番も発表された日本では、大谷翔平の話題が連日のように報じられている。アリゾ…

 

大谷がいた昨年までは大きな話題を呼んでいたエンゼルスの春季キャンプ。しかし、今年はかなり様相が違うようだ。(C)Getty Images

 

 春一番も発表された日本では、大谷翔平の話題が連日のように報じられている。アリゾナ州グレーンデールでキャンプインを迎えた彼の一挙手一投足はスポーツという枠を越え、一般ニュースでもコーナーが設けられるなど、もはや猫も杓子も「大谷」と言った状態と言っていい。

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 そんな誰もが追いたくなる大谷の桁違いの注目度を物語る、とあるエピソードが話題となった。エンゼルスの専門サイト『Halos Today』は、「ショウヘイ・オオタニのいないスプリングトレーニング。エンゼルスは新たなページをめくろうとしている」とし、報道陣が激減している今春のキャンプの様相を伝えた。

 8年連続でポストシーズンを逃しているチーム状況を考えれば、必然なのかもしれない。しかし、やはり二刀流スターの流出による影響は計り知れない。同サイトは「例年、オオタニのために来ていた50人の記者が、今年はたった3人になった」と指摘。「オオタニのいないエンゼルスへの期待は心底低い」と断言している。

 大谷の「盟友」として知られるパトリック・サンドバルも例年との違いを語る。27歳の左腕は「雰囲気は本当にいい。みんな準備はできている」と前を向きつつも、「でも、やっぱり何かの理由で、僕らを見守る人たちの雰囲気が少しだけ違う」と告白。メディアによる活況のなさを憂いている。

 それでも、嘆いてばかりもいられない。大谷とバッテリーを組んでいたローガン・オハッピーは「昨シーズンの苦い味がまだ口の中に残っているのは間違いない。それがどのようなものであったかを僕らは誰も忘れてない」と断言。そして、こう意気込んでいる。

「オフシーズン中、僕らはたくさん話し合ってきた。何週間もお互いに連絡を取り合い話し合ってきたんだ。このチームは正しい軌道に乗っているよ」

 過去6年間で良くも悪くも話題を生み出し続けてきた大谷がいなくなったエンゼルス。彼らが偉才の穴をいかに埋め、どうチーム再建を図るのかは実に興味深いところだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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