近況ひと息、8歳のベテラン、トップハンデタイの58.5kg…。一見すると厳しい条件が揃うが、まだまだ見限るのは早い。古豪カテドラル(牡8、栗東・池添学厩舎)が小倉大賞典(4歳上・GIII・芝1800m)で2つ目の重賞タイトルを狙う。  …

 近況ひと息、8歳のベテラン、トップハンデタイの58.5kg…。一見すると厳しい条件が揃うが、まだまだ見限るのは早い。古豪カテドラル(牡8、栗東・池添学厩舎)が小倉大賞典(4歳上・GIII・芝1800m)で2つ目の重賞タイトルを狙う。

 カテドラルは父ハーツクライ、母アビラ、母の父ロックオブジブラルタルの血統。半兄のジェベルムーサは15年エルムSを制している。ここまで32戦4勝。2歳時に新馬、野路菊Sを連勝すると、3歳時にはNHKマイルCで3着となる。4歳時に朱鷺Sで3勝目をゲット。そして5歳時に重賞で2着3回の後、京成杯AHで悲願の重賞初制覇を果たした。その後も6歳時に中京記念で2着、7歳時に小倉大賞典で2着。6年続けて重賞&オープンで連対というのは、目立たないが息の長さを示す立派な記録といえる。

 近5戦は8着以下とあって、今回の下馬評は低い。ただ、データ的には絶好の狙い目でもある。というのも、これまで芝のレースに距離短縮で挑むと[3-2-0-0]の勝率60%、連対率100%。ほぼパーフェクトといえる成績を挙げているのだ。2000mからの短縮で小倉大賞典に向かうのは9番人気で2着に激走した昨年と同じだから、自然と期待が膨らむ。

 ここで走らなければいつ走る。7年連続の重賞&オープン連対、さらには2年5カ月ぶりの重賞2勝目があっても決して驚けない。

【カテドラルの芝の距離短縮成績】
・18年野路菊S…1着(2番人気)
・19年アーリントンC…2着(7番人気)
・20年朱鷺S…1着(4番人気)
・21年京成杯AH…1着(7番人気)
・23年小倉大賞典…2着(9番人気)