みんな揃っての初タイトルとなるか。寺島良調教師と岩田望来騎手が、フェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)のキングズソード(牡5)でJRA・GI初制覇を狙う。  寺島調教師は16年開業。ここまでJRAで重賞4勝を含む204勝を…

 みんな揃っての初タイトルとなるか。寺島良調教師と岩田望来騎手が、フェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)のキングズソード(牡5)でJRA・GI初制覇を狙う。

 寺島調教師は16年開業。ここまでJRAで重賞4勝を含む204勝を挙げている。昨年のJBCクラシックをキングズソードで制し、自身初となるJpnIのタイトルを獲得。しかしながらJRAのGIは、19年菊花賞のディバインフォースの4着が最高着順となっている。

 岩田望来騎手は、19年にデビューして、JRAで重賞7勝を含む432勝。一昨年のJBCレディスクラシックをヴァレーデラルナで制し、自身初のJpnI制覇を果たした。しかしJRAのGIでは未勝利。22年高松宮記念のロータスランド、昨年の秋華賞のマスクトディーヴァでの2着が最高着順となっている。

 キングズソードは昨夏から三宮S、阿蘇S、JBCクラシックと3連勝。一気にダート界の主役級へと名乗り出た。前走の東京大賞典で連勝は止まったが、展開が向かなかったのも確か。勝ったウシュバテソーロは別格だったとはいえ、そこから0秒4差の5着なら悲観する内容ではなかった。今回は当然、巻き返しがあっていい。

 JRA・GI初挑戦のキングズソードに加え、騎手、調教師も揃ってのJRA・GI初制覇となるか。レース後は二重、三重の喜びに包まれることを期待したい。