歌手の近藤真彦さん(59)が13日、大阪市北区の朝日新聞大阪本社で、モータースポーツの魅力を語るトークイベントに出演した。 近藤さんは昨年4月、国内最高峰の自動車レース「スーパーフォーミュラ(SF)」を運営する「日本レースプロモーション」…

 歌手の近藤真彦さん(59)が13日、大阪市北区の朝日新聞大阪本社で、モータースポーツの魅力を語るトークイベントに出演した。

 近藤さんは昨年4月、国内最高峰の自動車レース「スーパーフォーミュラ(SF)」を運営する「日本レースプロモーション」の会長に就任。自ら広告塔としてSFの認知度アップに取り組んできた。

 イベントには今年からSFに参戦する大阪出身のドライバーで、「ここからF1へ上がりたい」と語る岩佐歩夢選手(22)も出演した。

 集まった約150人を前に、近藤さんは3月9、10日の鈴鹿から始まる年間7大会の見どころなどを熱く語った。

 「現場に来ると、ハマります。現場の臨場感を味わえるアプリ(SFgo)もあるので、家でも楽しんでもらえる。その中でドライバーの個性を知ってほしい」

 今年、話題になっているのは、女性ドライバーの野田樹潤(じゅじゅ)選手(18)の参戦だ。

 元F1ドライバーの英樹さんを父に持ち、幼少時から地元の岡山で腕を磨き、欧州などのレースに出場してきた。国内最高峰のレースにおいて、初めての日本人女性ドライバーになる。

 近藤さんは「男性だから、女性だから、ということではなく、今のSFでは(ルーキーが)そう簡単に上にはいけない。どこまでいけるのか、温かく見守ってほしい。すごく大事にしたい」と話した。

 このほか、近藤さんが現在はSFで活躍するF1経験者の小林可夢偉選手らの横顔を紹介したり、岩佐選手がSFの車体の特徴を解説したりして、約1時間のイベントを盛り上げた。(伊藤雅哉)