好天に恵まれた12日までの3連休、宮崎県内のプロ野球キャンプ地はにぎわいをみせた。選手らが能登半島地震被災者への支援を呼びかけ、ファンらが長い列をつくって義援金を託す場面もみられた。 読売ジャイアンツの臨時コーチとして、宮崎市熊野のキャン…

 好天に恵まれた12日までの3連休、宮崎県内のプロ野球キャンプ地はにぎわいをみせた。選手らが能登半島地震被災者への支援を呼びかけ、ファンらが長い列をつくって義援金を託す場面もみられた。

 読売ジャイアンツの臨時コーチとして、宮崎市熊野のキャンプ地を訪れた松井秀喜さん(49)は11日、連日のチャリティーイベントに同じ石川県出身の山瀬慎之助捕手(22)、泉圭輔投手(26)と参加した。

 松井さんが「生まれ育った場所が変わってしまい、ショックを受けている。これからは前を向き、能登の町も人も立ち上がっていくと思う。みなさんも一緒に応援していただければ」と呼びかけると、1500人以上が並んだ。松井さんらは1時間ほど、善意を届けた一人ひとりとハイタッチし、感謝していた。

 オリックス・バファローズは、同じ宮崎市清武総合運動公園でキャンプを張ったサッカーJ3のツエーゲン金沢と募金活動を展開。12日は主力の宮城大弥投手(22)や頓宮裕真選手(27)らが特設ステージに登場し、義援金を募った。(森田博志)