昨年9月に右ひじを手術し、打者専念で今季に臨む大リーグ・ドジャースの大谷翔平が12日(日本時間13日)、アリゾナ州グレンデールのキャンプ地で屋外での打撃練習を初公開した。 ロバーツ監督が「きょうは外で打つと思う」と話した通り、大谷は午前1…

 昨年9月に右ひじを手術し、打者専念で今季に臨む大リーグ・ドジャースの大谷翔平が12日(日本時間13日)、アリゾナ州グレンデールのキャンプ地で屋外での打撃練習を初公開した。

 ロバーツ監督が「きょうは外で打つと思う」と話した通り、大谷は午前11時半ごろにバットを携えてグラウンド入り。バントで1球転がした後、「ショータイム」は始まった。

 「うっ」と声を漏らしながら広角に打ち分けた。21スイングし、柵越えは10本。最後の中越えは、推定140メートルの特大弾だった。

 昨年9月4日に試合前練習で右脇腹を痛め、以後は出場せずにシーズンを終えた。脇腹の状態については、「全く問題ないかなと思います」と話した。

 屋外での打撃練習が久々だったこともあり、手術した右ひじにサポーターを巻いた状態で力を加減しつつも、鋭い打球を次々と飛ばした。

 「軽めにいこうかなと思っていましたけど、思ったよりも振れていた。(リハビリの)スケジュール通りにいきつつ、内容自体はいいんじゃないかなと思う」。3月20日にソウルで行われるパドレスとの開幕戦出場に向け、調整が順調であることをうかがわせた。

 パドレスのダルビッシュ、松井は軽めのメニューをこなした。(グレンデール=高橋健人)