米大リーグは11日(日本時間12日)、ドジャースが米アリゾナ州グレンデールでキャンプ3日目を迎えた。オリックスから新加入の山本由伸が取材に応じ、「少しずつ落ち着きながら、集中して練習できている」と話した。 この日はキャンプ2度目のブルペン…

 米大リーグは11日(日本時間12日)、ドジャースが米アリゾナ州グレンデールでキャンプ3日目を迎えた。オリックスから新加入の山本由伸が取材に応じ、「少しずつ落ち着きながら、集中して練習できている」と話した。

 この日はキャンプ2度目のブルペン入り。前回より変化球の割合を増やし、カーブやカットボールなど全球種を試して34球を投げた。日本より乾燥しやすいアリゾナでは球が指にかかりにくく、スプリットは抜け球も。ただ、コツはつかみ始めた様子で「すぐにアジャストできる」という。

 この3日間、全体練習は短かった。投手は午前10時20分にストレッチを開始。キャッチボールの後、同11時からのブルペンか守備練習で終わった。「テンポが速い。次の練習、次の練習といくのでしっかり集中してやっていけたら」(山本)とペースを把握したようだ。

 食事はオリックス時代からの専属シェフの菊地慶祐さんが同行し、「本当に困ることない」。不慣れな英語も、専属通訳に就いた園田芳大さんとよくコミュニケーションが取れている様子だ。宿泊先ではゆっくりコーヒーを飲むなど、リラックスできているという。

 「ワールドチャンピオンになることに貢献できたら」と意気込む25歳。海を渡った新天地のキャンプに、早くも慣れつつある。(グレンデール=高橋健人)