小学生に野球の楽しさを知ってもらおうと、プロ野球独立リーグ・群馬ダイヤモンドペガサスの選手らが8日、前橋市立元総社小学校(同市元総社町1丁目)を訪れた。「ボールの投げ方」をテーマに、3年生の生徒34人に授業を行った。 講師を務めたのは、群…

 小学生に野球の楽しさを知ってもらおうと、プロ野球独立リーグ・群馬ダイヤモンドペガサスの選手らが8日、前橋市立元総社小学校(同市元総社町1丁目)を訪れた。「ボールの投げ方」をテーマに、3年生の生徒34人に授業を行った。

 講師を務めたのは、群馬県桐生市出身の荻野恭大(やすひろ)投手や、高崎市出身の永井克弥コーチら。参加した子どもたちのうち野球経験があるのはわずか2、3人だけで、講師らはまず、利き腕の確認から開始。その後、投げる時に片足をあげることや投げる方向に目線を向けることを教え、子どもたちはアドバイスを受けながらボール投げを楽しんだ。最後は質疑応答。子どもたちからは「速い球を投げる方法を知りたい」「変化球の握りを教えて」といった質問が飛んでいた。

 参加した金井瑞樹さん(9)は「サッカーが好きだけど、野球もやりたくなってきた。遠くに投げられると楽しくなってくる」。荻野投手は「授業をきっかけに野球を始める子が増えたらうれしい」と話した。(吉村駿)