姫路城(兵庫県姫路市)前の大手前通りをスタートし、三の丸広場に帰ってくる42・195キロのコースを走る「世界遺産姫路城マラソン2024」が11日に開催された。8726人のランナーが完走を目指した。 フルマラソンは午前9時にスタート。中学生…
姫路城(兵庫県姫路市)前の大手前通りをスタートし、三の丸広場に帰ってくる42・195キロのコースを走る「世界遺産姫路城マラソン2024」が11日に開催された。8726人のランナーが完走を目指した。
フルマラソンは午前9時にスタート。中学生以上が対象の5キロ、小学生の2キロ、1・5キロ、ファミリーの1キロのファンランの参加者も、三の丸広場のゴールを目指した。
男子は日本陸連登録選手として出場した森川陽之(はるゆき)さん(24)=名古屋大=が2時間17分29秒のタイムで優勝した。大学院2年の森川さんは、昨年11月に開催された第55回全日本大学駅伝対校選手権大会に11大会ぶりに出場した名古屋大のエースとして第7区を走った。
学生最後にフルマラソンに挑戦しようと「来たことがない姫路の大会」を選んでエントリーしたという。大会記録2時間16分54秒の更新を狙い、序盤から先頭に立ってレースを進めた。「初マラソンで飛び出すという無謀な挑戦をしてしまいました。大会記録には届きませんでしたが、沿道の声援が力になりました」と話した。
女子は市民ランナーの横田歩さん(35)=三木市陸協=が2時間39分16秒の大会記録で前回大会に続き優勝した。「1月28日の大阪国際女子マラソンから2週間。脚が痛くて、自己ベスト更新はびっくりしました」と話した。
大会事務局によると、中学生以上を対象にしたファンラン5キロで、折り返し地点の設置が遅れたため、一部の走者が通過してしまうアクシデントがあった。レースを無効とし表彰も中止。ファンラン5キロへエントリーした全員に返金する予定という。(宮沢崇志)