野球を簡単にしたスポーツ「BTボール」を体験してもらう「キッズやきゅうフェスタin徳島」が10日、「あななんアリーナ」(徳島県阿南市桑野町)であった。園児から小学2年までの計約80人が思い切りバットを振ってボールを飛ばすなどして楽しんだ。…

 野球を簡単にしたスポーツ「BTボール」を体験してもらう「キッズやきゅうフェスタin徳島」が10日、「あななんアリーナ」(徳島県阿南市桑野町)であった。園児から小学2年までの計約80人が思い切りバットを振ってボールを飛ばすなどして楽しんだ。

 講師役はプロ野球オリックスの元内野手、塩崎真さんらが務めた。子どもたちは棒状の台のバッティングティーに置いたボールを打ったり、会場を駆け回ってボールを捕ったりした。

 ランニングホームランを打った阿南市の園児、谷湊斗(みなと)ちゃん(5)は「楽しかった」と笑顔を見せた。

 フェスタは、少子化などで高校の野球部員が減る中、県高校野球連盟が子どもたちに野球に興味を持ってもらおうと、日本野球機構の協力で初めて開いた。

 講師の一人で横浜DeNAの元投手、徳島商出身の牛田成樹さんは「体の使い方がうまい子が多く、将来が楽しみ」と期待した。

 富岡西、那賀、阿南光、城北の4高校の野球部員計約100人もサポートした。那賀1年の藤田勇人さん(16)は「小さな子に教えるのは初めてだったけれど楽しんでくれた」と話した。(吉田博行)