岐阜県高校野球連盟による今年度の研修が10日、岐阜市の県立岐阜総合学園高校であった。指導者向けの内容のほか、各校の主将らを対象にした「リーダー研修」、試合の放送も担当するマネジャーらのための「アナウンス研修」があり、計約200人が熱心にメ…

 岐阜県高校野球連盟による今年度の研修が10日、岐阜市の県立岐阜総合学園高校であった。指導者向けの内容のほか、各校の主将らを対象にした「リーダー研修」、試合の放送も担当するマネジャーらのための「アナウンス研修」があり、計約200人が熱心にメモを取ったり、チームづくりや技術向上に向けて意見を出し合ったりした。

 リーダー研修では、県立大垣北高校の元主将で同志社大、大阪ガスで外野手として活躍した大谷幸宏さん(32)が講演した。「メンバーの性格に応じて声をかけ、目標達成のために考え続けることが大切」と説明。「誰より熱い気持ちを持ち、周囲に影響を与えられる存在になって」と語りかけた。

 グループディスカッションで、主将らは「異なる学年でペアをつくっている」などとチームづくりの工夫を紹介。「指示を出しても動かないのは、全員が納得するまで話し合っていなかったからだった」と課題も語った。(高木文子)