【徳島】第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する阿南光を応援するため、地元阿南市のNPO法人「竹林再生会議」(長池奉成・代表理事)が「竹紙」を使った市民の寄せ書きを募っている。 NPOは放置さ…

 【徳島】第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する阿南光を応援するため、地元阿南市のNPO法人「竹林再生会議」(長池奉成・代表理事)が「竹紙」を使った市民の寄せ書きを募っている。

 NPOは放置された竹林の利活用に取り組んでいる。寄せ書きしてもらうのは、野球のボール大のメッセージカード。枯れた竹から取り出した繊維と、使用済みコピー用紙をシュレッダーにかけた紙片をもとに手すきした紙を使った。NPOメンバーの指導のもと、阿南光高校産業創造科の1年生たちが授業の中で作った。

 NPOは今月から市内の少年野球チームや中学野球部などにカードを配布。市役所の来庁者からも募り、24日に市役所で開催予定のイベント「活竹祭」でも参加者からメッセージを集める。最終的には約2千枚のカードを竹紙の台紙(縦180センチ、横90センチ)に張り付け、市を通じて阿南光のチームへ贈る予定だ。

 「一戦必勝」と書いた見能林スポーツ少年団の寺橋一真主将(11)は「まず初戦に勝ち、それからどんどん勝ち進んで優勝してほしい」と話していた。(東孝司)