米大リーグは9日(日本時間10日)、大谷翔平(29)と山本由伸(25)が所属するドジャースが、アリゾナ州グレンデールで春季キャンプに入った。韓国・ソウルでパドレスと対戦する開幕シリーズ(3月20、21日)に備えるため、全30球団で一番初め…

 米大リーグは9日(日本時間10日)、大谷翔平(29)と山本由伸(25)が所属するドジャースが、アリゾナ州グレンデールで春季キャンプに入った。韓国・ソウルでパドレスと対戦する開幕シリーズ(3月20、21日)に備えるため、全30球団で一番初めの始動となった。

 エンゼルスからフリーエージェント(FA)で加入した大谷はチーム会議前の同日午前に取材に応じた。「新しいチームなので、(大リーグ)1年目のつもり。まずは環境に、チームメートに慣れるのが最優先だと思います」。練習中はグラウンドには現れず、室内で調整した。

 プロ野球のオリックスからポスティングシステム(入札制度)を利用して加わった山本も、新天地でスタートを切った。クラブハウスのロッカーは大谷の隣。キャッチボールの後はブルペンに早速入り、直球やカーブの球筋を確かめていた。

 4年ぶりのワールドシリーズ制覇に向け、昨オフに大型補強をしたドジャース。ロバーツ監督は「ドジャースと大リーグにさらに多くの注目が集まっている」とし、キャンプ期間中に選手との信頼関係を築くことが大事だと強調した。(グレンデール=高橋健人)