今年にかける本人の思いの強さ、そして周囲の期待の大きさの表れだろう。 横浜DeNAベイスターズの高卒3年目右腕、小園健太は春季キャンプで「一番乗り」が続いている。 第1クール。一番最初の投内連係のノックで、列の先頭に立って球を受けた。 第…

 今年にかける本人の思いの強さ、そして周囲の期待の大きさの表れだろう。

 横浜DeNAベイスターズの高卒3年目右腕、小園健太は春季キャンプで「一番乗り」が続いている。

 第1クール。一番最初の投内連係のノックで、列の先頭に立って球を受けた。

 第2クール。実戦形式の練習では、1番手でマウンドに上がった。伸びを感じさせる速球で押し、主軸の牧秀悟をはじめとする打者6人を完璧に封じた。

 そして10日からの第3クールは、今キャンプ初の紅白戦で先発する。

 「仕上げは早く、早くしていきたい。実戦が始まってきた時に『良い球を投げてる』っていうのをアピールできるように」と、20歳は貪欲(どんよく)だ。

 市和歌山高時代に甲子園をわかせ、2021年秋のドラフトで、DeNAと阪神が1人目の指名で競合した逸材。今季こそは1軍デビューを果たしたい。