米大リーグのロサンゼルス・ドジャースと再契約を結んだクレイトン・カーショー(35)が8日(日本時間9日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で取材に応じ、大谷翔平(29)と山本由伸(25)の加入を歓迎した。 カーショーはサイ・ヤング賞に3度…

 米大リーグのロサンゼルス・ドジャースと再契約を結んだクレイトン・カーショー(35)が8日(日本時間9日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で取材に応じ、大谷翔平(29)と山本由伸(25)の加入を歓迎した。

 カーショーはサイ・ヤング賞に3度輝き、通算210勝を挙げている大リーグを代表する左腕投手。昨季オフ、フリーエージェント(FA)となったが、この日、自身の口から再契約を認めた。昨年11月に左肩を手術し、復帰が今夏になる見通しの中で「傷だらけの私でも必要とされていると感じた」という。

 大谷と山本の印象にも触れた。

 カーショーは2017年のオフ、プロ野球・日本ハムからポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指していた大谷とドジャースとの入団交渉に、同席したことがある。

 今回、改めて大谷とは会話したようで、その言動や振る舞いから「非常に頭が良い」と感じ取った。チームメートで、大谷と同じくMVPの受賞歴を持つムーキー・べッツ(31)、フレディ・フリーマン(34)を「スーパースター」としながら、「注目は翔平に集まるだろう」と言い切った。

 映像を見たという山本に関しては、「彼の投げる姿を見るのが楽しみ」。山本がオリックス時代、球にしっかりと力を伝える練習法として独自で取り組んできた“やり投げトレーニング”に興味津々な様子で、「復帰するためにやり投げを学ばないといけないかも」と冗談ぽく言って報道陣を笑わせた。(グレンデール=高橋健人)