高知県などが主催する高知龍馬マラソンの実行委員会総会が8日開かれた。2年連続で定員割れしたフルマラソンについて、来年から定員を1万2千人から1万人に削減する方針が事務局から示された。 県によると、2月18日に開かれる今年の第10回記念大会…

 高知県などが主催する高知龍馬マラソンの実行委員会総会が8日開かれた。2年連続で定員割れしたフルマラソンについて、来年から定員を1万2千人から1万人に削減する方針が事務局から示された。

 県によると、2月18日に開かれる今年の第10回記念大会は、定員1万2千人のフルマラソンに約9300人が申し込んでいる。コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった昨年は同じ定員に約8千人、コロナ禍の影響を受ける前の2020年は定員1万人に約1万3700人が申し込んでいた。

 県は昨年12月の補正予算に、フルマラソンで約2500人の定員割れが見込まれたため、開催に必要な経費補助費(1470万円)を盛り込んだ。

 三谷哲生・実行委事務局長(県スポーツ振興監)は「まだコロナの影響が全国的にある。実情に即した定員を設定し、収入支出をバランスよく組み立てるのが原則。1万人の規模はクリアしたいという思いを込めて定員を設定したい」と話した。

 定員は6月ごろに行われる実行委総会で正式に決めるという。(鈴木芳美)