昨年は高松宮記念2着、スプリンターズS3着とスプリントGI制覇まであと一歩のところまで迫っていたナムラクレア(栗東・長谷川浩大厩舎)。次走は2月17日(土)に京都芝1400mで行われる京都牝馬Sを予定しており、今朝7日はレースに向けた1…

 昨年は高松宮記念2着、スプリンターズS3着とスプリントGI制覇まであと一歩のところまで迫っていたナムラクレア(栗東・長谷川浩大厩舎)。次走は2月17日(土)に京都芝1400mで行われる京都牝馬Sを予定しており、今朝7日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 朝一番のCWで浜中俊騎手が騎乗。ナムラアトムを追走する形で、6F標識は3馬身ほど後ろ。向正面から速いペースでラップを刻んでいったが、無理をしていたり、行きたがったりという雰囲気は全くなし。むしろ、しっかりと折り合った形で3コーナーへ入っていき、4コーナーでは先頭をいつでも捕まえることができそうな脚色だった。

 ただ、最後の直線に向いてから他厩舎の馬が邪魔になって、前に並びかけていく進路がない。追い切りということもあり、ここでは無理せず、ラスト1F標識を過ぎたところで追い出していくが、あと僅かのところまで差を詰めてゴール。

 追いつくことはなかったが、反応の良さは示していたし、追いつけなかった理由も明白。むしろ、時計は6F81.0〜5F66.4〜4F52.0〜3F37.0〜2F23.6〜1F11.4秒としっかり動けている。

(取材・文:井内利彰)