近年の連対馬には、ハーパー、スターズオンアース、アカイトリノムスメ、マジックキャッスル、クロノジェネシス、アエロリット、メジャーエンブレム、ミッキークイーンと名の知れた馬がずらり。クラシックの優先出走権がない冬場のGIIIでありながらも…

 近年の連対馬には、ハーパー、スターズオンアース、アカイトリノムスメ、マジックキャッスル、クロノジェネシス、アエロリット、メジャーエンブレム、ミッキークイーンと名の知れた馬がずらり。クラシックの優先出走権がない冬場のGIIIでありながらも、毎年のようにGI活躍馬が出ている。

1.距離延長は割引

 過去10回で、前走から距離延長となった馬は[0-1-0-21]で複勝率4.5%しかない。春先の高速馬場ならスプリンタータイプの押し切りも多いコースではあるが、冬場で、まだ脚力の付き切らない3歳牝馬同士の戦いとあっては、距離延長組は長い直線を前に苦戦しがち。

2.前走控えていた馬

 過去10回で、前走4角3番手以内だった馬は[3-2-2-37]で複勝率15.9%なのに対し、4角7番手以下は[4-7-7-52]で複勝率25.7%、10番手以下で見ても[3-4-4-29]で複勝率27.5%ある。後ろから末脚を使った経験のある馬が活躍する傾向。

3.余裕のあるローテーション

 過去10回で、中4週以上だった馬が全勝。全体でも[10-9-10-87]で複勝率は25.0%ある。対して、中3週以内の馬は[0-1-0-33]で複勝率2.9%とほぼ消しと言って良い成績だ。

 サフィラはアルテミスS2着、阪神JFで4着と、ここに入ると実績上位。使われながら良くなっていて、この舞台も合っている。前走は差し馬が不利な馬場で外枠と条件が悪かったのにもかかわらず、4角10番手から追い上げた。ここで重賞初制覇が期待できそうだ。