名古屋市内のアイスホッケーチームに所属する小学6年生の2選手が、7日にカナダで開幕するジュニア国際大会「ケベック国際ピーウィーホッケートーナメント」のジャパン・セレクト(日本選抜)に選出された。初の海外遠征と試合を2人は心待ちにしている。…

 名古屋市内のアイスホッケーチームに所属する小学6年生の2選手が、7日にカナダで開幕するジュニア国際大会「ケベック国際ピーウィーホッケートーナメント」のジャパン・セレクト(日本選抜)に選出された。初の海外遠征と試合を2人は心待ちにしている。

 日本選抜入りを果たしたのは、いずれもDFで、名古屋市立大高南小の丹羽俊太さん(12)と豊明市立三崎小の加藤維人(ゆいと)さん(12)。メンバーは北海道や関東などの小5~中1の18人で構成し、監督は「TK HOCKEY」(神戸市)の黒川太郎さんが務める。

 丹羽さんは、「スピードを生かし、攻守の切り替えを早くして積極的に攻撃にも参加したい。世界一が目標」、加藤さんは「相手の守備を見て正確なパスを出したい。相手も強いのでまず1勝したい」と意気込む。

 2人は5歳からアイスホッケーを始め、丹羽さんは「中日アイスホッケークラブ」、加藤さんは「名古屋サウスクラブ」に所属。それぞれチームで主将を務め、日頃からしのぎを削るライバルだ。将来は、プロ選手として冬季五輪や世界選手権での活躍を夢見る。

 「守りの意識が高く安心できる」と丹羽さんが言えば、加藤さんは「攻撃もできてシュートを決めてくる。一緒にプレーするのが楽しみ」と互いを評する。

 同大会は世界最高峰の北米リーグ(NHL)で活躍する選手を数多く輩出。今回は2011、12年生まれの選手が対象で、北米や欧州など15カ国から120チームが参加する。

 日本選抜は実力順で上から2番目のカテゴリー「ダブルエー・エリート」で、30チームによるトーナメント戦に臨む。チームは1日に日本を発ち、ホームステイしながら事前合宿をこなし、現地時間7日に地元ケベックのチームとの初戦を迎えるという。(松永佳伸)