小中学生と高校の野球部員が、一緒に野球の練習をする取り組みが3日、兵庫県丹波篠山市であった。篠山産業、篠山鳳鳴高校の硬式野球部員24人と、市内の中学校の軟式野球部員や少年野球チームの児童ら約50人が一緒に汗を流した。 野球の普及を目指す日…

 小中学生と高校の野球部員が、一緒に野球の練習をする取り組みが3日、兵庫県丹波篠山市であった。篠山産業、篠山鳳鳴高校の硬式野球部員24人と、市内の中学校の軟式野球部員や少年野球チームの児童ら約50人が一緒に汗を流した。

 野球の普及を目指す日本高校野球連盟や朝日新聞社などの「高校野球200年構想」に基づく活動の一環。県高校野球連盟と丹波篠山市、同市教委の主催で昨年に続き2回目。

 この日は軟式ボールを使い、キャッチボールや打撃、守備などについて高校生が小中学生に助言した。篠山産業高校の捕手の谷水悠真さん(1年)は、「視野を広く持つように」「体重が後ろへ行かないように」などと指導。「頭で理解していても、他人に教えることの難しさが分かった。今春に新入生が入部したら、しっかりと教えられるようにしたい」

 篠山中学校の遊撃手の村上隼斗主将(2年)は「丁寧に分かりやすく教えてもらい、守備の捕球方法や足の動かし方がよく分かった。将来は地元の高校から甲子園出場を目指そうと思います」と話していた。(森直由)